ポキッ！丸ごと水着女だらけの水泳大会ドロリもあるよ （がきうじさん）

敢闘賞		殊勲賞		技能賞
ひょーニング娘。の モッコリひょうたん島 （超寅！さん・ゆーきさん）		人類のちんぽと昭和 （oiledriderさん）		モビットデース （びびおさん）
つんくには裏バージョンとしてこれをつくってほしいです。		しりもげで２００２年夏を制したoiledriderさん、今回は一歩及ばず。EXPO'70のテーマが本当にこれだったら日本はもっと違った国になっていたでしょう。		妙な外人口調でローンを宣伝。もしかしてジーコ？

○特別審査員　総裁さん・Ｎさんのコメント 「去年の紅白歌合戦の審査員にさ」 「うん」 「朝青龍がいたじゃない」 「いきなり何の話だか分からないけど、いたね」 「ぼく、いま朝青龍の気分」 「なにそれ」 「『なんでおいどんはこげなところで審査員なんぞしとるんかね』と」 「なんで怪しげな九州弁なんだか」 「偉そうに審査なんかしていいだろうか」 「そうだね、なんだか申し訳ないよね」 「やくさんもどうせなら朝青龍にお願いすればよかったのに」 「むりだよね」 「あるいは辞退した田中耕一さん」 「だからむりだって」 「あるいはタマちゃん」 「うわー」 「あるいはタマちゃんの扮装をした山本カントク」 「それは違う番組の審査員だよね」 「さて、謙遜はこれぐらいにして審査基準から説明しましょうか」 「うわー、感じわるー」 「まず『けつだいら化しても意味が通じる』ということ」 「基準はいいけど。『けつだいら化』て」 「ふたつめは『下ネタに頼り過ぎていない』」 「いいのに、べつに、下ネタ」 「みっつめは『けつだいら化操作がフェアであること』」 「だから。『けつだいら化』て。しかも『操作』て」 「以上の審査基準でランキングしてみました」 「今回は難しかったよね」 「そうだね。やくさんも大変だね」 「で、第五位。『オケと泪とサトコと女』」 「うまいね」 「ともすれば議論になりやすい『と』などの接続助詞をうまく処理している」 「誰も議論してないよ」 「けつだいら化するにあたって、区切る場所によってはフェアじゃない感じがするでしょ」 「ていうかだから『けつだいら化』て」 「たとえば『まんすけの人間死んだら』と『人類のちんぽと昭和』は優勝候補の出来栄えだったんだけど」 「区切る場所が疑問だった、と」 「そう。『の』と『と』が入っている以上、そこで区切るべきだと思うんだよね」 「なんだか偉そうだね」 「そういう意味でこの『オケと泪とサトコと女』は『と』がたくさん入っているので、難しかったんだけど」 「でもこの真中の『と』で区切るのは納得ができる」 「そのとおり」 「でもいいじゃん、面白いなら『まんすけの人間死んだら』でも」 「いやいや、ポストしりもげ時代の混沌のただ中にあって、ケツダイラーのみなさんにはあえてけつだいら化とは何かをあらためて問うていただきたいと思い」 「また大きなお世話を。しかも『ケツダイラー』て」 「しかもサトコだけに飽き足らずもうひとり女が！」 「誰なんだろうね、サトコ」 「で、第四位『モビットデース』」 「これはうまい。すごくうまい。なんで四位？」 「でも技能賞だから」 「いや、技能賞は君が決めるんじゃないから」 「第三位『穴騒ぎのムフタースクール』」 「下ネタじゃん」 「いや、これを下ネタと受け取るようではダメだよ」 「なんでさ」 「そういえば自分のスクールライフに穴騒ぎなどなかったなあ、と思い出しては涙する」 「そんなことで涙するな」 「すなわちこれは青春群像だよ。切なさといとしさと部屋とTシャツとビデオテープを描ききった」 「よくあるネタだね、それ」 「あとサトコと女ね」 「もういいよ」 「第二位『ひょーニング娘。のモッコリひょうたん島』」 「うん、順当だねでも結局下ネタじゃん」 「元がモーニング娘。なだけに、モッコリの濃度も高まるよね」 「濃度て」 「『モーニング娘。でモッコリ！？うひょー！』となってモッコリがモッコリを呼ぶモッコリのデフレスパイラル」 「でも結局下ネタだよね」 「そしてぼくたちが選んだ堂々の第一位」 「無視かよ」 「『ほもきたざわしんだ劇場』！」 「うん。うまい。うまいです」 「うまいです。うますぎて返す言葉もないのでコメントしません」 「しろよ。審査員」 「『アリスポカデミー』もよかったんだけどね」 「『けつだいら化しても意味が通じる』に難あり、と」 「いや、『マホーニ』がすでにケツダライズされてるっぽいから」 「なによ、『マホーニ』って。ていうか、さっきまで『けつだいら化』って言ってたよね？」 「あと心配なのが」 「なに？」 「ぼくら『シロクマ・クロクマ』だと思われているのではないかと」 「あー」 素晴らしいコメントありがとうございました。 敬意を表しまして今回「モビットデース」が技能賞です。 【告知】 住宅都市整理公団でも既報のとおり、７月２９日（火）〜８月４日（月）の１週間、東京は青山のGallery ART SPACEにて「大団地展」が開催されます。あの団地が大写真で見られるまたとない機会。是非。 たぶん週末には私前川も寄らせていただく予定。 「大団地展」詳細 ○審査委員長前川やく総評 今回は、票が割れまくりの大激戦でした。 結局は読者投票１位の「ドロリ」が首差で逃げ切った形となりましたが、何かのタイミングがあえば、他のどの作品が大賞をとってもまったくおかしくなかったと思います。 しりもげ以来、ルールの厳格化が一部で叫ばれておりますが、私自身が、面白ければ何でもいいやと思い始めているのでこれからもどんどんルーズになっていくことでしょう。 ただそれは悪いことではなく、当初は「人名」に限っていた当コーナーが人名以外を許容したことで発展したように、進化と受け止めるべきことだと思います。 そんな中、ストイックに人名を求めるもよし、より型破りな方向に行くもよし、それは読者の皆様の楽しみ方のバリエーションということで。 今回も本当にたくさんの作品を頂戴いたしました。本当に感謝しております。 次回はおそらく冬になることでしょう。それまでネタをためこんでおいてください。