２２日にド派手５億円披露宴を終えた小室哲哉（４３）とＫＥＩＫＯ（３０）の二人。その披露宴で「妹」を熱唱した南こうせつ（５３）が新メンバーとしてｇｌｏｂｅに加わることが２３日マスコミ宛てのＦＡＸで電撃発表された＝写真左。９月に、元Ｘ　ＪＡＰＡＮのＹＯＳＨＩＫＩが加入してわずか２ヶ月。ｇｌｏｂｅは５人の大所帯となる。

　「昨日は私ども２人の披露宴にご参集いただきありがとうございました。本日は皆様にもうひとつ素晴らしい報告があります。南こうせつさんがｇｌｏｂｅにご加入いただけることになりました。」マスコミにあてた小室とＫＥＩＫＯ直筆の礼状ＦＡＸには一見意外とも思える新メンバーの名前がつづられていた。「神田川」「夢一夜」などかぐや姫としてヒットを飛ばし未だに現役バリバリのフォークシンガー南こうせつと、安室奈美恵やｔｒｆ（現ＴＲＦ）のプロデュースで一世を風靡した稀代のヒットメーカー小室哲哉のコラボレーションは果たしてどのような効果を生み出すのか。

同じ大分県出身ということもあり、以前よりＫＥＩＫＯとは実の兄妹のように交流をしていたこうせつ。今回の披露宴でもＫＥＩＫＯのたっての依頼で自らの大ヒット曲「妹」を熱唱した。そのわずか数時間後、披露宴終了後の控え室でｇｌｏｂｅのメンバー４人と会談、電撃的に今回の加入が決定した模様だ。

　常々「音楽にジャンルの壁はない」と言い続けて来た小室。実はＹＯＳＨＩＫＩ加入発表以前から水面下ではこうせつのｇｌｏｂｅ加入を打診していたという。それに対し、こうせつは「せっかくついていたｇｌｏｂｅのファンが離れるのではないか」と要請を固持していたが、今回、小室の熱烈な口説きに折れる形で加入を決断した。

　小室とＫＥＩＫＯの結婚後、休む間もなく５人のｇｌｏｂｅが本格始動。初の韓国公演を含めたアジアツアーも５人で望む予定だ。来春に発売予定のアルバムではこうせつ作曲の曲も数曲入ることが判明。多様な音楽が融合するスーパーユニットに世界から注目が集まりそうだ。

★「大人の音楽をしたい」

　小室は今年夏の雑誌インタビューで「これからは大人の鑑賞に耐える音楽をテーマにやっていきたい」と発言。一時ＴＫサウンドの代名詞となっていたダンスミュージックとは一線を画し、フォークやボサノバを取り入れた大人向けの音楽に力を入れていく方向だ。

★まだメンバーを増やす可能性も

　小室の広い交友関係もあり、水面下でｇｌｏｂｅ加入の噂があるアーティストは少なくない。

　ＴＭ　ＮＥＴＷＯＲＫの宇都宮隆、木根尚登は勿論のこと、同じＴＭつながりでＴＭ　Ｒｅｖｏｌｕｔｉｏｎなどにも声がかかっているようだ。また、小室がプロデューサーとしての能力を高く評価するつんく♂とも深い交流があり、モーニング娘。からｇｌｏｂｅ加入というウルトラＣも決して有り得ない話ではない。さらには、格闘技界から桜庭和志、ボブ・サップ、お笑い界からマギー審司、ラーメンズなどの加入の噂もあり、これからもｇｌｏｂｅの動きからは目が離せない。